ホームステイから寮に移った本当の理由
カナディアン老夫婦の家でスローライフを楽しんでいた私。
4ヶ月の生活の後、そのホストファミリーの元を去り大学内の寮に移り住みました。
どうして移ったのか?
今回はその理由についてシェアして行きます。
そもそもホームステイというのは現地のリアルな家族の中に入り込み、衣食住を共にする。要するに短期間であってもその家庭の「家族」になる訳です。ホストファミリーと良い関係を保つためにもその家庭のルールは守らないといけません。
高校の時にホームステイをした際は
家族の一員になり、時間を共に過ごす
ということを私は全力で楽しんでいました。
そしてその3年後、カナディアン老夫婦と共に大学で1年留学をしていた時、その楽しさを知っていた私はホームステイか寮かを選ぶ際に迷わずホームステイを選びました。
過去の経験から、ホストファミリーと良い関係を保つために一緒に過ごす時間を出来る限り持ちたかったので、大学の授業のあとは毎日夜ご飯の時間までにきちんと帰るようにしていました。
しかし、私の家は大学から少し離れた所にあり、バスの本数も少なかったので、夜ご飯までに家に帰ろうとすると少なからず「努力」が必要となってきました。
図書館に夜までこもって勉強したり、現地で出来た友達と遊びに行ったり、当時付き合い初めたばかりの彼氏と出かけたり家でご飯を作ったり…など、たくさん
やらないといけないこと、やりたいこと
が出てきました。
テスト前で図書館にずっとこもっていたとき、友達から連日で遊びに誘われたとき
など夜ご飯までに帰れないという日が 続きました。また、「晩ご飯がいらない時は午後4時までに連絡する」というルールがあったのですが、大学生にもなるといきなり友達に誘われたりということもたくさんあったので、このルールが一番しんどかったです。
こんな風にして現地の生活に溶け込んでいくにつれ、人脈が広がり、勉強量も増えた結果、「ルール」が私にとっての重荷になりました。それでも休日など、なるべく一緒に過ごす時間をつくろう!と努力はしましたが、最終的に自分自身がいっぱいいっぱいになってしまいました。
私がもう少し器用だったらホストファミリーとの時間も勉強の時間も友達との時間も彼氏との時間も、すべてうまくやりくりできたのかもしれませんが、私はそこまで器用になれませんでした。 その結果、大学の寮に移るという選択をしました。
過去のホームステイ先では、ホストファミリーがすごく良かったというのもありますが、家族と共に過ごす時間を楽しいと思えたのも、これは私が高校生で短期留学だったからではないかと思います。課題などの量も大学と比べるとかなり少なく、その分たっぷりとホストファミリーと共に過ごす時間がありました。
これが私の過去のホームステイと今回のホームステイとの違いでした。
もちろん今回もホームステイをして良かった点はたくさんありました。何より初めの一ヶ月は本当に「家族がいる」ということが見知らぬ地にいる私の心の支えになっていました。
「BC州のIDカードは作っといたほうがいいよ、今度一緒にいこうか!」
「携帯会社はここのが安いよ!またパンフレットもらってきてあげるね!」
などたくさん情報を教えてくれ、助けてくれました。これは本当にホームステイの強みだと思います。(感謝しています)
要するに私がホームステイから寮に移った理由をまとめると
現地の生活にだんだんと慣れていくにつれ、生活スタイルも変わり、ホームステイが自分の生活スタイルに合わなくなっていったということです。
実は私の友達にもたくさんホームステイから寮に移動したり、逆に寮からホームステイに移動したりしている人が多くいました。
それぞれに共通して言えるのは
各自の生活に合わせて住むところを変えていったということです。
勉強面についてもそうですが、私は本当に寮に移って良かったなと思っています。寮に移った翌月から現地の学生と同じアカデミックのクラスが始まったので、もしあのままホームステイをしていたらとてもじゃないけど管理できていなかっただろうと思います。(片道40〜50分のバス、6時までに帰宅…etc)
ホームステイ、寮、シェアハウス、それぞれに良いところも悪いところもあると思いますが
特に長期留学をする方に私が一番伝えたいのは、
住む場所は自分の生活スタイルに合わせて変えていい!!ということ。
勉強はもちろんですが
留学の醍醐味はバックグラウンドの全く異なる人たちとたくさん関わって色んな経験をし、そこから自分の生きている世界について新たな視点から最大限に学ぶこと、だと思っています。それには自分のペースで使える時間が必要です。自分の生活スタイルにピッタリ合った住む場所を見つけていってほしいと思います(°▽°)
以上、私がホームステイから寮に移った理由でした!